今回は、台湾の観光スポット「猫村」を紹介します。猫村は「九份 (きゅうふん)」という観光スポットの近くにある、猫好きの観光客に大人気の観光地です。また、最寄りの駅を挟んで逆側には炭鉱跡地があり、そこも観光地になっています。猫は好きでも嫌いでもないな・・という方でも、行ってみると意外と楽しめた!!という観光地になっていますので、是非ご一読ください。
目次
猫村ってどんな場所?
「猫村」はアメリカのCNNニュースで「世界6大猫スポット」に選ばれたことでも有名な観光地で、台湾鉄道の「猴硐(ホウトン:hóutóng )」駅が、猫村の最寄り駅です。
上記の写真にある猴硐駅の看板に後ろに建物が見えると思いますが、この建物周辺が猫村です。
猴硐駅を中心にして見ると、駅の山側(北東)に猫村があり、川側(南東)に炭鉱跡地があります。
この猫村エリア内には、なんと100匹以上の猫が暮らしているというから驚きです。
猫グッズを扱うお店や、猫カフェなど、周辺には猫をモチーフにしたお店が複数ありますので、猫好きの方には特にオススメの場所です。
タイミングにもよりますが、駅を降りて階段を上った瞬間から猫がいることも・・。
猫村のルール
猴硐の猫村には、いくつかの約束事があります。
猫村を訪れる方はルールを守って楽しく観光しましょう。
- 猫村で生活する人の迷惑をかけないよう、住宅内に入らないようにしてください。
- 猫村に餌や缶詰めを捨てないで持ち帰りましょう。綺麗な環境を保ってください。
- 猫は驚きやすいので、フラッシュを焚かないでください。猫には優しく接してください。
- 猫には人間の食べ物はあげないでください。
- 猫と犬が争わないよう、犬をエリアに入れないでください。
猫村には民家があり、住人の方々がいます。
迷惑にならないよう、猫村を散策する際はあまり大きな声で騒いだり、勝手に民家に入らないよう、マナーを守って楽しく観光をしましょう。
猫村の見所
「猴硐(ホウトン:hóutóng )」にたどり着くと、駅構内にたくさんの猫の看板や、猫のトイレ、猫モチーフのお店などがあります。
駅の切符売り場には大きな猫村マップが設置されており、駅構内では無料の冊子なども配布されています。
「猴硐」のエリアは山側と川側があり、特に山側のエリアにたくさんの猫がいます。
猫村を散策すると、こんな風にいたるところで猫に遭遇するはずです。
猫村では、観光客用に猫をモチーフにした飲食店やお土産屋さんが複数ありますので、かわいい猫を見つけながら楽しく散策出来ます。
また、猫用のエサも売っていたりしますので、お気に入りの猫がいれば、餌をあげてみるのもいいですね。
fa-exclamation-triangle猫にエサをあげる場合、残ったエサを地面に置いたままにしたり、人間の食べ物を与えないようにしましょう。
猫村の猫は、観光客が多く訪れることもあり、とても人馴れしています。
近寄っても、優しく接していれば逃げていくことはほとんどありません。
逃げるどころか、近寄ってくる猫もいます。
と、こんな感じの面白い格好でリラックスしている光景もあり、猫好きな方でなくても歩いているだけで楽しめます。
お腹が空いたら猫カフェで食事
猫村の中には、猫をモチーフにした飲食店がいくつかあります。
お店の入口には、メニューが掲示されていましたので、気になるお店に入ってみてください。
どのお店も魅力的で、しっかりと昼食だけでなく、ピザなどの軽食やデザートを扱っているお店もあります。
店内に入ると、テーブルに猫が寝そべっていることも・・。
猫村には何故、猫がたくさんいるの?
なぜ猫村にはたくさんの猫がいるのでしょうか?
その理由には歴史的な背景があります。
「猴硐(ホウトン:hóutóng )」はかつて、炭鉱の町として栄えていました。
その頃、ネズミを駆除する目的で、多くの猫が飼われていたそうです。
しかし、時を重ねると共に炭鉱業は衰退し、最終的には閉山してしまうことになりました。
炭鉱が栄えていた頃は、たくさんの人が住んでいたのですが、閉山後、「猴硐」に住む人は猫を残し、徐々に減っていったそうです。
それでも「猴硐」で飼われていた猫は減ることなく、どんどんと増えていったそうです。
そして、今では猫がたくさんいることで「猴硐」は有名な観光地となりました。
これが「猴硐」に猫が多い理由です。
猴硐の炭鉱跡地(川側)にも行ってみよう
せっかく「猴硐(ホウトン:hóutóng )」に来たなら、川側にある炭鉱跡地も是非訪れてみてください。
こちらのエリアには、「願景館(ユェンジングァン:yuànjǐngguǎn)」 という炭鉱博物館があります。
この博物館では、猴硐の炭鉱歴史を見ることができます。
館内にはかつて炭鉱の町として活気があった頃を再現して精巧に作られたミニチュア飾られています。
また、博物館を出てトロッコのレールが通る橋を渡れば、昔の炭鉱の様子をトロッコに乗って体験できるアトラクションのようなトロッコ列車(有料)があります。
一周約30程度のコースで、途中にトロッコから降りてちょっとした炭鉱体験がありました。
基本的にはトロッコに乗って移動するため、歩き疲れの心配はいりません。
おすすめのお土産は「猫のパイナップルケーキ」
せっかく猫村に来たら、猫にちなんだお土産を買いたいですよね。
そこで今回紹介するのは、猫村の名物として有名な「猫のパイナップルケーキ」です。
販売しているのは、猴硐駅(川側/炭鉱跡側)を出るとすぐ左手前にある「煤之郷」というお店で、多数のメディアに取り上げられたことのある有名店です。
台湾の有名なお菓子といえばパイナップルケーキですが、「これを初めて猫型にして商品化したお店がうちなんですよ」と看板ご姉妹に教えていただきました。
オーソドックスな猫以外にも竹炭の黒猫や、肉球など、数種類の猫型パイナップルケーキがあり、猫村のお土産として最も人気があるのだそうです。
参考までに、写真に写っている12個入りのパイナップルケーキで360元(約1200円)です。
猫村に行った際は、是非立ち寄ってみてください。
アクセス
猫村は、「九份(きゅうふん)ジゥフェン(Jiǔfèn)」という有名な観光スポットの近くにあります。
猫村の最寄り駅は、『猴硐(ホウトン:hóutóng )』という台湾鉄道の駅で、九份の最寄り駅である「瑞芳(ルイファン:rufāng)」の隣の駅が猴硐駅です。
住所:新北市瑞芳區光復里柴寮路70號台湾
最後までお読み頂き、有難うございました。