今回は、日本から直行便が出ている、台湾の空港を紹介します。
2018年4月現在、日本から定期的に直行便が出ている台湾の空港は、「台湾桃園国際空港」「台北松山空港」「台中国際空港」「高雄国際空港」「台南空港」の5つです。
台湾桃園国際空港
台湾最大の国際空港で、台北市の西側に位置する桃園市大園区にあります。
台湾の玄関口となる空港です。
日本からの直行便が最も多い空港ではないでしょうか。
中国語で、「臺灣桃園國際機場(タイワンタオユェングゥォジージーチャン:táiwāntáoyuánguójìjīchǎng)」といいます。
ターミナル
この空港には第1ターミナルと、第2ターミナルがあります。
第1と第2ターミナル間が離れているため、移動時はターミナル間を結ぶ「スカイトレイン」という連絡電車、連絡シャトルバス、桃園空港の地下鉄(MRT)のいずれかを利用してターミナル間を移動します。
いずれも無料で利用することができます。
ただし、地下鉄(MRT)については、「悠遊卡(ヨーヨウカー:Yōuyóukǎ)」という電子マネーカードを持っていることで無料の条件となります。
「悠遊卡」をお持ちでない方は、連絡電車か、連絡シャトルバスのいずれかを利用すれば無料です。
※『悠遊卡(ヨーヨウカー:Yōuyóukǎ)』というカードは、地下鉄(MRT)とバス、更にはコンビニや飲食店などでも使える、とても便利な電子マネーカードです。
地下鉄(MRT)利用料金が全て、通常料金から20%OFFになるという嬉しいカードです。
この「悠遊卡」は、空港内でも購入することができますので、是非検討してみてください。
詳しくは、当サイトの別記事fa-share-square-o台湾旅行おすすめカード【悠遊卡:EASY CARD】をご覧ください。
空港からのアクセス
空港からの移動は、桃園空港地下鉄(MRT)もしくは、タクシーやバス(高速道路)になります。
【地下鉄(MRT)】
地下鉄(MRT)は、10分おきに電車が出ており、主要な駅に繋がっているので交通手段におすすめです。
桃園空港の地下鉄(MRT)は、第1ターミナルと、第2ターミナルどちらにも乗車駅があります。
中心地の台北駅まで向かう場合は、第一ターミナルから乗車した場合は11駅目(第2ターミナルからは12駅目)になります。
料金はどちらのターミナルから乗車しても160元で、所要時間は40分前後です。
【タクシー】
タクシーで台北駅まで向かう場合、料金は1300元前後です。
所要時間は約40分~小1時間程です。
【バス】
バスは20分前後おきに出ています。
バスで台北駅まで向かう場合、料金は約130元前後で、所要時間は1時間前後です。
※地下鉄(MRT)の路線図はこちらfa-share-square-o総合路線図(台湾全体)からご確認ください。
※地下鉄(MRT)やバスをご利用の際は、お乗り間違え、降り間違えにご注意ください。
台北松山空港
台北松山空港は台北の中心地近くにある空港で、台北市松山区という台北中心街から北東へ5kmほどの場所にあります。
空軍基地が併設されています。
中国語で、「臺北松山機場(タイベイソンシャンジーチャン:táiběisōngshānjīchǎng)」といいます。
桃園空港と比べて、台北の中心地までの距離が近いため、移動が便利です。
台北松山空港から台北の中心地まではタクシーを利用すれば10分前後で行くことができます。
ターミナル
台北松山空港には第1ターミナルと、第2ターミナルがあります。
第1ターミナルが、国際線で、第2ターミナルが国内線です。
ターミナル間は、歩いて数分で行きすることができます。
空港からのアクセス
空港からの移動は、松山空港地下鉄(MRT)もしくは、タクシーやバスを利用しての移動になります。
この空港は台北中心地の近くですので、どの交通機関を利用しても中心地まで10分~15分で行くことができます。
※地下鉄(MRT)の路線図はこちらfa-share-square-o総合路線図(台湾全体)からご確認ください。
※地下鉄(MRT)やバスをご利用の際は、お乗り間違え、降り間違えにご注意ください。
台中国際空港
台中国際空港は、台中市の沙鹿区にあります。
台北と高雄の中間に位置します。
中国語で「臺中国際航空站(タイジョングゥォジーハンコンヂャンtáizhōngguójìhángkōngzhàn)」といいます。
台中国際空港は、大きな空港ではありません。
日本からの直行便は、沖縄の「那覇空港」から出ているマンダリン航空便など一部の地域からのみで、「桃園国際空港」や「高雄国際空港」に比べると日本人観光客の利用は多くありません。
ターミナル
台中国際空港には、国際線ターミナルと、国内線ターミナルがあります。
ターミナル同士が隣り合っているため、徒歩で行き来することができます。
空港からのアクセス
空港からの移動は、バスもしくは、タクシーでの移動になります。
台中空港には地下鉄(MRT)駅がありません。
バス乗り場も、タクシー乗り場も国際線ターミナルの地下1階にありますので、そちらを利用しましょう。
【タクシー】
タクシーで台中駅周辺に行く場合、料金は約700元前後で、所要時間は35分前後です。
台中は、台北や高雄と比べて日本人観光客が多くないため、タクシー料金を多めに請求されることがもしかすると、あるかもしれません。
タクシーを利用する場合は、念のため乗車時にメーターが付いているか、目的地までどれくらいの金額がかかるかを確認しておきましょう。
【バス】
バスで台中駅に行く場合、料金は60元前後で、所要時間は40分前後です。
バスの路線は複数ありますので、ご利用の際は、お乗り間違えにご注意ください。
ちなみに、156番が「新幹線(高速鐵路)の台中駅」行きです。
高雄国際空港
高雄(たかお)国際空港は、台湾で初めて2棟のターミナルができた国際空港です。
中国語で、高雄国際航空站 (ガオシォングゥォジーハンコンヂャン:gāoxióngguójìhángkōngzhàn)といいます。
この空港は、台湾南部に位置する、高雄市小港区という地域にあります。
空港の広さは、台湾桃園国際空港の5分の1程なので、そこまで大きくはありませんが、台湾南部の空の玄関口となっている国際空港です。
高雄や、台南方面へ行く際には、こちらの空港へ出ている直行便を手配すると良いです。
ターミナル
この空港には、国際線と国内線2つのターミナルがあります。
ターミナル間は、3階に連絡通路で繋がっており、屋内を通って移動することができます。
国内線は、新幹線の存在もあり、台南と離島を結ぶ便が主になっています。
空港からのアクセス
空港からの移動は、高雄国際空港地下鉄(MRT)もしくは、タクシーやバスを利用しての移動になります。
所要時間については、乗り換え時間や待ち合わせの時間によって前後しますので、目安として参考にしてください。
【地下鉄】
高雄市の中心地まで地下鉄(MRT)を利用する場合、所要時間は15分前後です。
空港から9駅目の高雄駅で下車となり、料金は35元程です。
台南へ行く場合は、一時間弱程かかりますが、空港から地下鉄(MRT)で高雄駅まで行き、同じ建物内にある台鐵(台湾国鉄)線に乗り換えて、台南駅へ向かうのがおすすめです。
料金はTOTALで200元前後です。
また、台南へ行く場合、空港の地下鉄(MRT)で高雄駅の先にある「左營(ズゥォイン:zuǒyíng)駅」まで行き、新幹線(高速鐵路)に乗り換えて次駅が台南駅というルートもあります。
料金は、席によっても違いますが、130元~330元前後です。
空港を出発してから、台南駅まで、乗り換えも含めると時間にしてTOTAL小一時間ぐらいです。
【タクシー】
高雄市の中心地までタクシーを利用する場合の所要時間は20分前後です。(※料金未確認)
台南へ行く場合は、40~50分程で行くことができますが、1300元前後と少々高額です。
【バス】
高雄市の中心地までバスを利用する場合の所要時間は30分前後です。※料金未確認
台南空港
台南市の空港で、中国語で臺南航空站(タイナンハンコンヂャンtáinánhángkōngzhàn)といいます。
南区という地域にあり、台湾の南部に位置します。
こちらの空港は、他の国際空港と比べると小さな空港です。
日本からの直行便は、まだ一部の地域からのみで、北側の桃園国際空港や南側の高雄国際空港と比べると、日本人観光客の利用は少ない空港です。
ターミナル
台南空港のターミナルは1つです。
この空港は必要な施設が1階に集約されています。
手続きのエリア・ロビー・到着エリア・ セキュリティチェックエリア・待合室エリアなど、他の国際空港に比べると、分かりやすい造りになっています。
空港からのアクセス
空港からの移動は、バスもしくは、タクシーを利用しての移動になります。
台南空港には地下鉄(MRT)駅はありません。
タクシー乗り場もバス乗り場も空港を出ると、正面にすぐ見つかります。
最適な交通機関は、空港から目的地までの距離にもよりますが、台南ではバスがおすすめです。
【バス】
台南の中心地・台南駅周辺までバスを利用する場合、所要時間は約30分前後です。
料金は、どこで乗り降りしても均一18元です。
ちなみに、5番が「台鉄(台鐵路)の台南駅」行きで、R3が「新幹線(高速鐵路)の台南駅」行きです。
【タクシー】
台南の中心地・台南駅周辺までタクシーを利用する場合、所要時間約20分前後です。
料金は約300元前後です。
台南は、台北や高雄と比べて、日本人観光客が少なく、電車も無い為、タクシー料金をごまかされる危険性が高まります。
タクシーを利用する場合は、メーターの確認や、最初から金額を取り決めておくかしたほうが安全です。
台湾直行便が出ている、日本の空港
台湾への直行便は日本各地の国際線空港から出ていますが、日本全国どの空港からも直行便が出ているわけではありません。
日本から出発する場合、空港によって台湾直行便の有無や便数は異なりますので、空港のホームページにてご確認ください。
※各空港をクリックすると、空港の公式ホームページが開きます。
【北海道・東北】
【北陸】
【関東】
【中部】
【関西】
【中国】
【九州】
福岡空港、北九州空港、熊本空港(阿蘇くまもと空港)、宮崎空港(宮崎ブーゲンビリア空港)、鹿児島空港
【沖縄】
※2018年10月より、北九州空港が台北(桃園)便を開始しました。
詳しくは、当サイトの別記事fa-share-square-oスターフライヤー ~台湾定期便就航!北九州と台北を結ぶ~をご覧ください。
まとめ
2018年4月現在、日本から定期的に直行便が出ている台湾の空港は、「台湾桃園国際空港」「台北松山空港」「台中国際空港」「高雄国際空港」「台南空港」の5つあります。
日本人の旅行先として人気があるのは台北ですので、「台湾桃園国際空港」「台北松山空港」を利用する方が最も多いでしょう。
どの空港でも言えることですが、空港から目的地までのアクセス方法は、料金や所要時間によって決める必要がありますが、タクシーだけを利用していると費用が高くなってしまいます。
やはり、電車やバスを利用するほうが断然安く済みますので、時間に余裕がある方は是非、悠遊卡:EASY CARDなどのお得なカードを活用して、地下鉄(MRT)やバスを利用してみてください。
最後までお読み頂き、有難うございました。