台湾茶と骨董品の専門店「和記」|気になる高級茶と骨董品を紹介
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今回は、台湾の台北市にある、お茶や骨董品を扱うお店「和記」を紹介します。台北市中山区の林森北路という、メジャーな通りにあるお店で、興味深い商品が多く並んでいます。お茶好きの方、茶器や骨董品に目が無いという方は是非ご一読ください。

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台湾茶と骨董品の専門店「和記」はどんなお店?

「和記」は、お茶や茶器などの骨董品、飾り品の専門店です。

和記の取り扱い品目

  • 宜興紫砂壺(砂ツボ)
  • 台湾高山茶(お茶)
  • 台湾紅珊瑚(サンゴ)
  • 檜木藝品(ヒノキ)
  • 翡翠(ヒスイ)
  • 古玩(骨董品)

この中でも「お茶」は特にお土産としても人気があるそうです。

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高級台湾茶の特徴は?

台湾茶と骨董品の専門店「和記」では、数百元の手頃なお茶から、数千元の高級茶までさまざまなお茶が販売されています。

何故そんなに値段が違うのか気になったため、お店の人にその理由を聞いてみました。

一心兩葉

中国語で、「一心兩葉:イーシンリャンイェ(yī xīn liǎng yè)」といい、日本語では「一芯二葉」と書きます。

一つの芯と2枚の葉(芽)という意味ですね。

茶葉にはランクがあり、この「一心兩葉」が高級茶葉の特徴なのだそうです。

育ち始めたばかりの茶葉でとても柔らかく、渋みがなく(少ない)甘味が強い。

芯に3枚の葉が付いた「一心三葉」と比べると収穫量は半分ほどになり、とても貴重なのだそうです。

海抜

店内にはお茶がズラリと並んでおり、その価格はピンキリです。

お店で販売されているお茶の値札プレートには、価格と合わせて海抜」という記載があります。

「海抜」というのは、海水面から測った陸地の高さのことで、これを見ることでどれぐらいの標高で育った茶葉なのかが分かるそうです。

「海抜」の記載がなぜ重要なのか?

その理由は、標高の違いがお茶に表れるから。

標高が高い場所は気温が低く、茶葉がゆっくりと育ち、その標高が高ければ高いほど、美味しい茶葉ができるからなのだそうです。

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「和記」の高級茶〈大禹嶺高冷〉ランキング

お店で販売されているお茶の中で、最も高級なお茶は大禹嶺高冷茶という銘柄です。

また、同じ銘柄のお茶の中でもランクがあり、海抜値が高ければ高いほど高価になります。

高級茶:大禹嶺高冷茶ランキング

海抜:2,300m~2,500m
四两(150g):1,800元(約5,400円)
海抜:2,400m~2,600m

四两(150g):2,000元(約6,000円)

海抜:2,600m~2,700m

注意点として、この1位の茶葉に関しては、商品コーナーには陳列されていません

購入は可能とのことでしたが、店頭には並ばないシークレット茶です。

その価格は、四两(150g):10,000元(約30,000円)

2位との海抜差は100mですが、この100mの差というのは、お茶の世界では非常に大きいのだそうです。

※茶葉の量を表す単位は「两:リィャン(liǎng)」です。

1两=50g

台湾茶の美味しい淹れ方

茶葉を入れた急須にお湯を注ぐだけでは、茶葉の旨み十分に引き出すことは出来ないのだそうです。

店内でお茶を頂いた際に、お店の方から美味しいお茶の淹れ方を教えていただきましたので、紹介します。

和記流の美味しいお茶の淹れ方

  1. 急須の大きさに対して1/4の量の茶葉を入れる。
  2. 90度(沸騰後に冷ます)のお湯を急須に注ぐ ※90度以上で茶葉が開く
  3. 35秒待つ
  4. 湯呑みに少し注ぎ、湯呑をお茶で洗う(不純物を洗い流す)
  5. 冷めないうちに飲む

「和記」の古玩(骨董品)が凄い

中国語で骨董品のことを古玩(グーワン:gǔwán)といいます。

店内には、たくさんの骨董品(古玩)が並んでいるのですが、値段が予想以上で驚きました。

上記画像のように、店内には数々の骨董品がディスプレイされています。

これらは全て商品で、年代物の骨董品が並べてあります。

画像でもお分かりになると思いますが、厳重に保管されているわけでも、ガラスケースに入れられているわけでもありません。

普通に飾られています。

その中から、ひとつ手に取って見せてもらったのですが、本当に驚きました・・

これがその茶器です。

この急須は、今より約300年前の一品なのだそうです。

そして、その価格は・・

なんと、30万元(約100万円)

こんな商品が普通に並んでいます。

恐ろしくて触ることができませんでしたが、間近で骨董品を見ることができるのは「和記」ならではの注目ポイントです。

台湾茶と骨董品の専門店「和記」の魅力

冒頭で少し触れましたが、「和記」は、中山区の森林北路という通りにあります。

この通りはとても賑やかで、様々なお店が並んでいます。比較的夜遅くまで営業しているお店も多く、お土産探しには困りません。

また、この地区周辺は比較的旅行者の利用が多いホテルが集まっているため、この周辺のホテルを利用する方であれば、気軽に行くことができるのもポイントの一つです。

また、お店の方はとても親切で、購入の有無に関わらず、商品について丁寧に教えてくださいます。

お茶や骨董品にご興味のある方には特におすすめのお店ですので、台湾旅行で中山区を訪れることがあれば、是非「和記」さんへ足を運んでみてください。

最後までお読みいただき、有難うございました。

アクセス

店名:和記

住所:台北市中山区林森北路291號

営業時間:AM11:00~AM1:00(25:00)

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