今回は、台湾の新北市の、陶器で有名な古くからある街を紹介します。
陶器にご興味がある方には、是非訪れて頂きたい街です。
鶯歌老街(インガーロウガイ)
少し名称が長いですが、中国語でこの街の名を、鶯歌老街(インガーラオジエ:yīng gē lǎojiē)といいます。
タイトルにもありますが、この街は、台湾の新北市という地域に古くからある、陶器で有名な街なんですね。
なかなか雰囲気のある街並みで、道を挟んで両脇には、たくさんの陶器店が立ち並んでいます。
店内にはティーカップや置物、壺など、目を引くような珍しい物から、日常使いができる様々な陶器が置いてあります。
店数が多く、全てのお店を紹介することは出来ませんが、今回は撮影許可を頂いたお店を2店舗紹介したいと思います。
煥臣陶磁店 (ファンチェンタオツーディェン)
1店舗目は、1976年から営まれている煥臣陶磁店(ファンチェンタオツーディェン:huàn chén táo cí diàn)という工芸品店です。
赤い茶器や、陰と陽をモチーフにした急須など、個性的でインパクトのある陶器が多く並ぶ、印象的なお店です。
ちなみに、ご参考までに、陰・陽の陶器の価格は、2,000元(7,200円前後)です。
数点、写真を撮影させてもらいました。
日本にはない雰囲気といいますか、とても中華を感じる品物が目を引きます。
個性的な陶器が好きな方には、おすすめのお店です。
Shus店
2店舗目は、Shusというお店です。
キレイ目で落ち着いたデザインの食器が多く揃えられているお店です。
落ち着いた色で、金魚や犬などの柄が施された食器や、モノトーン色の食器、シンプルな食器など、1店舗目と比べて普段使いできそうな陶器が多く並んでいます。
シンプルだけども、日本には売っていないだろうな。
と思うようなお皿やカップもありますので、ご興味のある方は、是非足を運んでみてください。
鶯歌陶瓷老街は、陶芸体験ができる街
鶯歌陶瓷老街では、陶器を購入するだけでなく、自分で陶器を作ることができるんですね。
陶芸体験ができるお店が、複数ありますので、教室を1つ紹介したいと思います。
注意点として、作成した陶器が焼き上がるまでには、時間を要しますので、完成品はお店から郵送(有料)してもらう方法をとります。
街の中にある陶芸体験施設の料金体系は、大体同価格帯ですね。
上の写真「古早窯」は、陶芸体験ができるお店の入口です。
なんだか怪しい感じがしないでもないですが、このトンネルを抜けると、陶芸教室が表れます。
看板に書かれている内容は、陶芸体験価格と、注意点ですね。
看板には、下記の内容が書かれています。
手拉胚/手捏玩陶(shǒu lā pēi/shǒu niē wán táo) 150元(約540円)
※当日に持ち帰る事が出来ます。但し、焼いていない為、使用しないで下さい。
燒製成品 (shāo zhì chéng pǐn) 250元(約900円)
※手作り作品費用、修理、ガラス張り、壺焼き(1200℃)が含まれています。完成まで21日間必要です。
製作寶貝手印(zhì zuò bǎo bèi shǒu yìn) ※手形です ※赤ちゃんの手の大小で金額が変更します
取件 (qǔ jiàn)
自取 (zì qǔ) ※ご自身で取りに来られる際には、6ヶ月間保管しております。
郵寄 (yóu jì) ※郵送にかかる費用は国内150元、同一住所10件以内に限ります。 ※国外では別途費用がかかります。
アクセス
街名:鶯歌(陶瓷)老街
住所:239新北市鶯歌區尖山埔路
まとめ
「老街(ラオジエ :lǎojiē)」は、台湾の古い街並みが残っている地域の総称です。
老街は、台湾を代表する観光名所のような知名度はありませんが、発展した台湾の都市にはない魅力があります。
実は隠れた観光スポットなんです。
1度目の台湾旅行では、有名な場所に足を運ばれる方が多いですが、2度目以降の台湾旅行では老街巡りをする方もたくさんおられますね。
地図を見るとお気付きになると思いますが、今回紹介した老街以外にも、台湾にはたくさんの老街があります。
老街ごとにそれぞれ違った特徴(得意な工芸品)がありますので是非、地図で老街と書かれている場所を見つけたら、立ち寄ってみてください。
今後、また別の老街を紹介させていただきたいと思います。
最後までお読み頂き、有難うございました。