台湾から日本へ帰国。台湾出国時の空港手続きと流れを解説
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今回は、台湾から日本へ帰国する際の流れについてです。

台湾の空港を出発し、日本の空港にある税関を通過するまでの流れを順を追って解説していきますので、帰国の流れについて不安のある方はご一読ください。

 

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日本への帰国日は、時間に余裕を持って行動しましょう

まずはじめに、この記事では台湾から日本へ帰国する際の航空チケットの手配が済み、帰国日時が決定していることを前提に解説を進めます。

旅行の最終日(帰国当日)は、時間の許す限りまだ行っていない場所へ行ったり、お土産を見て回るなどのタイトなスケジュールが組まれやすいですが、旅行の最終日はできるだけ時間に余裕を持って行動するようにしましょう。

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帰国の事前準備

帰国するにあたっての事前準備として、帰国の前日までに「パスポート」と「航空券(eチケットお客様控え)」があるかどうかを確認しておきましょう。

【帰国前日の重要なチェック】

パスポートはあるか?

航空券(eチケットお客様控え)はあるか?

この上記2つのうち、どちらか1つでも欠けていると、帰国することができません

帰国日の前日までにこれらを確認しておけば、万が一見つからなかった場合でも、当日ほど焦らずに落ち着いて対処することができます。

 

※パスポートを万が一紛失してしまった場合は、『パスポートを新規で発行』するか、緊急的に『渡航書』という書類を発行するという方法で帰国をすることができますが、時間を要します。詳しくは、当サイトの別記事台湾旅行でパスポートを失くしたら?帰国のための手続き方法をご覧ください。

※「eチケットお客様控え」がなければ「航空券」を発行することができません。「eチケットお客様控え」について詳しくは、当サイトの別記事eチケットとはなに?eチケットの使い方と航空券の種類をご覧ください。

 

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台湾出国の流れ

1.【リコンファームを行う】 ※リコンファーム不要の航空会社もあります

リコンファームというのは、飛行機のフライト予約の再確認のことをいい、航空会社のカウンターや営業所を訪れるか、電話で行います。

リコンファームは、台湾現地を出発する72時間前までに、現地の航空会社に連絡が必要とされています。

 

ひと昔前までは、どの航空会社も必要でしたが、現在は必要な航空会社の方が少なく、一部の外資系航空会社では必要とされているのが現状です。

台湾便がある航空会社で、リコンファームが必要なのは、チャイナエアラインや、マンダリン航空などが該当するようです。

要リコンファームとなっている航空会社については、実際はリコンファームを行わなくても搭乗できることが多いようですが、時期と場合によっては搭乗不可となる恐れもあり得ますので、可能であれば念のためにリコンファームを行ったほうが安心できるでしょう。

※リコンファームの連絡方法

リコンファームを行う際は、窓口の相手に「リコンファーム、プリーズ」と伝えれば通じます。

航空会社の担当者には、航空券(チケット)などを担当者に提示(電話の場合伝える)し、 予約の便名・フライト日時、出発地、氏名を伝えてください。

もし航空会社から、滞在先のホテルなどの電話番号を聞かれたら、それも伝えましょう。

ちなみに、ツアーをご利用の場合は、添乗員(ツアー会社)が代行してくれるはずです。

 

2.【前日までに「持ち帰る荷物の内容」と、「おおよその重量」を確認しておく】

台湾での購入品やお土産などの荷物が多い場合は、帰国の前日に飛行機に持ち込むことができる荷物の重量上限を再確認しておきましょう。

荷物が規定重量をオーバーするような場合には、「郵便」や「宅配便」などを利用して、日本に送るのも手です。

帰国当日の台湾の空港で荷物を預ける際に荷物の総重量が制限をオーバーしていると、追加料金が発生する場合や、チケットの種類によっては超過分は預けることができないといった場合もあります。(※荷物の重量規定は、航空会社や航空券の種類によって異なります)

※郵便や宅配便で、日本へ荷物を送った場合は帰国時(日本の空港到着時)に、税関にて「携帯品・別送品申告書」に必要事項を記入して提出する必要があります。

※台湾で販売されている物の中には、関税法や、ワシントン条約によって、日本に持ち込む(持ち帰る)ことが出来ない物があります。詳しくは当サイトの別記事台湾&日本の輸出入禁止品。関税法やワシントン条約ってなに?をご覧ください。

 

3.【時間に余裕をもって空港に到着する】

空港での出国手続きは、時間を要します。

また、帰国当日にタイトなスケジュールで動いていると、何故か起こりやすいのが予想外のトラブルです。

地下鉄の遅延や、タクシーが渋滞に巻き込まれるなど、旅行中にはこれまで1度も起きなかったようなことが、その日に限って起こることもありますし、急ぐあまりに普段であればしないような失敗をしてしまうこともあります。

空港に到着してからも、搭乗手続きやWi-Fi機器の返却等で時間を要しますし、慣れない台湾の空港で探している場所が分からずに迷ってしまう恐れもあります。

帰国当日は、できるだけ予定を詰め込みすぎないように注意し、余裕をもって行動するようにしましょう。

 

4.【搭乗手続き&税関申告をする】※税関申告は必要な方のみ

搭乗する飛行機の航空会社の受付カウンター(もしくは自動チェックイン機)で手続きを行います。

大型の荷物や、機内に持ち込むことができない荷物をここで預けます。

その後、預けた「荷物の引換証」と「手続き済みの搭乗券」を受け取ります。

税関申告が必要な方、または税金還付(TRS)対象の買い物をした方で、免税制度を利用して税金(営業税:台湾の消費税)の払い戻しをされる方は、税関カウンターにて別途手続きを行います。

※税関申告について、詳しくは当サイトの別記事税関申告書とは?台湾入出国時&日本帰国時の税関申告を解説をご覧ください。

※TRS(免税制度)で税金を払い戻しを行う方法については、当サイトの別記事 2019年版 税金の払い戻しTRSとは?台湾の空港で利用する免税制度をご覧ください。

 

5.【手荷物検査&ボディーチェックを受ける(機内持ち込み制限あり)】

出国手続き後、セキュリティチェック(手荷物検査とボディーチェック)を受けます。

これは、飛行機内に危険なものを持ち込まれないよう、安全を確保するためのものです。

セキュリティチェックでは、金属探知機を通ります。

検査員に従い、身に付けている金属製品を透明のプラスチック袋に入れ、手荷物と一緒にⅩ線探知機に通します。

基本的に、どの国際線空港でも共通ですが、鋭利な刃物(ハサミ、ナイフ、カッタ―)や、先が尖ったもの(ドライバー)などは持ち込み禁止となっており、機内に持ち込むことはできません。

また、液体類(ジェル含む)についても持ち込み制限があります。

100ml以下の容器で、1ℓ以下の容量の封をすることができるビニール袋に入る分のみ持ち込みが可能となっており、それ以上は機内に持ち込むことができません。

機内持ち込み品についての詳細は、ご利用予定の「空港ホームページ」や、「窓口へのお問い合わせ」にてご確認ください。

 

6.【出国審査を受ける】

外国人用の出国窓口で、出国審査を受けます。

係官にパスポートと航空券(チケット)を提示して審査を受けます。

 

7.【出発ロビー(搭乗ゲート)から飛行機に搭乗する】

搭乗する便によって、出発ロビーが異なります。

出国審査を終えた後、出発時刻まで待ちます。

その間、免税店で買い物や、食事をすることができます。

前もって何番のゲートで搭乗するのかを確認しておき、念のため出発の20~30分前までには出発ロビーに到着しておきましょう。

 

日本到着後の流れ

日本の空港へ到着し、飛行機を降りた後の流れを記載します。

 

1.【検疫(人、動物、植物)を受ける】※該当者のみ 

飛行機内で、検疫の質問票を配られた場合には、記入して検疫窓口で提出します。

また、検疫(動物・植物)に関連する物(肉・植物・果物・動物など)を日本に持ち込む場合は、検疫のカウンターで検疫を受ける必要があります。

全て該当しない場合は、入国審査に行きます。

動物検疫所公式ホームページはこちら

植物防疫所公式ホームページはこちら

 

2.【入国審査を受ける】

日本人専用の入国審査窓口に並び、入国審査を受けます。
パスポートを提出し、スタンプを押してもらいます。

 

3.【預けていた荷物を回収する】

台湾の空港で、トランクケース等の荷物を航空会社へ預けた場合は、搭乗便名が表示されているターンテーブル前まで行き、自分の荷物が回ってくるのを待ち、荷物を回収します。

 

4.【税関検査を受ける(通る)】

税関審査は、「免税範囲内の緑いカウンター」と「課税の赤いカウンター」の2つがありますので、自身が該当するカウンターへ進み、検査を受けます。

記入済みの「携帯品・別送品申告書」を持って、自身の物品が免税範囲内であれば、緑色のカウンターへ行きます。 逆に、免税範囲を超えている場合(不明な場合も)は赤色のカウンターへ行きます。

入国(帰国)時に、家族で同時に税関検査を受ける場合には、家族の代表者が申告書を記入します。「同伴家族」欄に、代表者本人を除く同伴家族の人数を記入すればOKです。

また、海外で買ったお土産を自分で持ち帰らず郵送する場合は、税関で別途もう一枚「携帯品・別送品申告書」を記入し、提出しましょう。

これを行っていない場合、別送品が免税対象となります。

注意点として、台湾で販売されている物の中には、関税法や、ワシントン条約によって、日本に持ち込む(持ち帰る)ことが出来ない物がありますので、気を付けましょう。

※「携帯品・別送品申告書」について、詳しくは当サイトの別記事税関申告書とは?台湾入出国時&日本帰国時の税関申告を解説をご覧ください。

 

5.【到着ロビーに出る】

帰国です。お疲れさまでした。

まとめ

以上、台湾出国から帰国までの流れを一通り案内させていただきました。

特に気を付けるべきことは、パスポートを失くさないことと、事前に持ち帰る荷物を整理しておくことです。

帰国当日は、できるだけ時間に余裕を持って行動してバタバタとならないよう、少し早めに空港に到着しておいた方が何かと安心です。

 

最後までお読みいただき、有難うございました。

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