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今回は、台湾のカレンダーに書いてある祝日や記念日の紹介です。この休みは何を祝う日なの?台湾にはどんな祝日や行事があるの?台湾のカレンダーの中にある行事について知りたい方は是非ご一読ください。

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新年(西暦)カウントダウン

台湾では毎年、年末年始にかけて各地域で新暦の年越しが祝われます。

台湾で最も有名なのは、台北101で行われる年末年始のカウントダウンです。

台北101のタワー全体から花火が上がります。

2019年 台北101カウントダウン&花火

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元旦・中華民国開国記念日

1月1日は元旦です。

また、1月1日は「中華民国開国記念日」でもあります。

「中華民国開国記念日」は、正式に中華民国の建国宣言がされた記念日です。

※元旦・「中華民国開国記念日」は、祝日です。

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春節(過年)

春節は、旧正月といわれる台湾(中華圏)の旧暦の正月です。1月23日~1月29日までの7連休となり、台湾全土で、花火や爆竹などを用いた祝事が行われます。

※「春節」や「旧暦」について詳しくは、当サイトの別記事 台湾の行事 春節とは何? をご覧ください。

和平記念日

2月28日は「和平記念日」です。

和平記念日は、1947年2月28日に台北市の大稲埕で起こった「二二八事件」に由来する祝日であり、平和を祈る祝日です。

「二二八事件」では、推定2万8,000人もの犠牲者が出たといわれています。

和平記念日に伴う大々的な行事は無く(政府関連のみ)、街の雰囲気としては通常の休日と変わりません。

※「二二八事件」については、こちらをご覧ください。

兵役節

兵役節は、台湾の兵役法が改正された日に由来する記念日です。

兵役節は、祝日扱いはされていません。

婦女節

婦女節は、1904年3月8日に米国(アメリカ)の女性労働者たちによって行われた、参政権や労働条件改善要求のデモを記念してできた「国際婦人労働者デー(国際女性デー)」のことです。

台湾ではこの日を「婦女節」と定めています。

婦女節は、祝日扱いはされていません。

植木節

中華民国(台湾)の国父といわれる孫文の命日です。

植木節は、祝日扱いはされていません。

青年節

青年節は、反清武装蜂起で殉難した青年烈士を記念する日として定めらている記念日です。

青年節は、祝日扱いはされていません。

清明節

清明節は、家族で先祖の墓参りを行う祝日です。

兒童節

兒童(児童)節は台湾の「こどもの日」で、祝日です。

子供に関係するイベントが多く行われます。

労働節

世界的に5月1日は、メーデー(May Day:5月の日)の日とされています。

この日には労働者が集まって権利要求活動を行う国もあり、台湾の「勞動節」がこのメーデーにあたります。

「勞動節」は基本的には肉体労働を伴う仕事をしている人は休みということになっています。

台湾全体の休みではありませんが、勞動節は国定休日です。

母親節

母親節は、台湾の「母の日」です。

日本と同様に日頃の感謝を込めて、母親にプレゼントを贈ったり、一緒に食事をしたりと、人それぞれに思い思いの過ごし方をします。

※母親節は、祝日扱いはされていません。

端午節

端午節は台湾の3大節句の一つで、旧暦の5月5日が端午節の日となります。

端午節は、祝日です。

台湾の数ある節句の中でも非常に大事にされている行事の一つで、端午節に行われる「ドラゴンボートレース」や端午節に食べる「ちまき」が有名です。

父親節

父親節は、台湾の「父の日」です。

日本と同様に、父親への日頃の感謝を込めてプレゼントを贈ったり、父親と一緒に食事をしたりと、人それぞれに思い思いの過ごし方をします。

ちなみに、なぜ台湾の父の日が8月8日なのか? この理由は、発音にあります。

台湾(中華圏)では「父親」を「爸爸:バーバ(bàba)」と呼び、数字の「8」のことを中国語で「八:バー(bā)」と読みます。

8/8(バー/バー)と、父親の呼び名である「爸爸:バーバ」で発音がほぼ同じですね。

※父親節は、祝日扱いはされていません。

開鬼門

開鬼門は、毎年旧暦の7月1日となります。

台湾では昔からこの「開鬼門」の日にはあの世とこの世を隔てる門(鬼門)が開き、あの世の霊魂がこの世に帰ってくると信じられており、人によっては重要視する日です。

ちなみに、この「鬼門」が一番大きく開く日とされているのが「中元節:旧暦7月15日」で、「鬼門」が閉じる日とされているのが「鬼門關:旧暦7月末」です。

※開鬼門は、祝日扱いはされていません。

七夕情人節

七夕情人節は、台湾の「七夕」です。

日本では新暦(西暦)で暦が動いているため、毎年7月7日が「七夕」となっていますが、台湾(中華圏)では旧暦の暦が重要視されているため、旧暦の7月7日にあたる日が「七夕」と定められています。

ちなみに、「七夕情人節」は、台湾の「七夕」で、「情人:qíng rén」というのは、「恋人」のことをいいます。

直訳すると、七夕恋人の日です。

※七夕情人節は、祝日扱いはされていません。

鄭成功誕辰

「鄭成功誕辰」というのは、鄭成功(ていせいこう)の誕生日という意味です。

鄭成功は台湾の英雄として歴史に名を残している人物で、西暦1624年8月27日(旧暦7月14日)に、日本の長崎県にある平戸で生まれました。

中元節

中元節は、毎年旧暦の7月15日にあります。

「中元節」というのは、あの世から帰ってきた霊魂を慰める日です。

旧暦の7月は「鬼月」といい、「鬼門(あの世とこの世を行き来する門)」が開き、あの世の霊魂がこの世に帰ってきます。

この鬼門が最も大きく開く日が「中元節」です。

「中元節」には、家の前や店先の前に供物を並べ、線香を焚いて霊魂を慰めます。

※中元節は、祝日扱いはされていません。

軍人節

「軍人節」は、毎年新暦(西暦)の9月3日に定められている、軍(軍人)を称える記念日です。

ちなみに、「軍人節」は軍人の休日でもなく、台湾の記念日という扱いです。

9月3日は、1945年の終戦の際に日本が「降伏文書」に調印した日(9月2日)の翌日です。

下記は引用です。

降伏文書(こうふくぶんしょ)とは、1945年(昭和20年)9月2日、日本と連合国との間で交わされた休戦協定(停戦協定)の名称。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

鬼門關

鬼門關は、毎年旧暦の7月末にあります。

鬼門關というのは、あの世とこの世を隔てる門(鬼門)が閉じる日です。

旧暦の7月1日の「鬼門開」で開き、旧暦の7月末の「鬼門關」で閉じます。

※鬼門關の日は、祝日扱いはされていません。

教師節

教師節は、儒教の祖である孔子の誕生日であり、物事を人に教える立場にある「教師」を称え感謝する記念日でもあります。

台湾(中華圏)では、教師(先生)のことを「老師(ラオ シー:lǎo shī)」といいます。

人に教えを授けてくれる「老師」への感謝と尊敬を持って、「教師節」には孔子や老師にちなんだイベントが行われ、台湾に点在する「孔子廟(孔子を祀る廟)」にも多くの人が訪れます。

※教師節は、祝日扱いはされていません。

中秋節

中秋節は、毎年旧暦の8月15日にあります。

「中秋節」は、月を祭る台湾の3大節句の1つに数えらる祝日です。

國慶日(國慶記念日)

國慶日は、毎年新暦の10月10日にある祝日です。

10月10日の「国慶日」は中華民国の建国記念日と書かれているところがあるため、1月1日の「開国(建国)記念日」と混同されがちですが、「國慶日」は武昌起義(ぶしょうきぎ)という辛亥革命の始まりとなった反乱事件が起こった日であり、中華民国建国のきっかけとなった出来事を記念する日です。

この日が建国の記念となる日ということであり、正式に中華民国の建国宣言がされたのは1月1日です。

ちなみに、中国(中華人民共和国)の建国記念日は10月1日の「国慶節」です。

※「國慶日(國慶記念日)」は、10月10日で十が2つ重なることから、別名「雙十節」ともいわれます。

重陽節

重陽節は、毎年旧暦の9月9日にあります。

「重陽節」は、中国古来の思想から定められた記念日で、陽が重なる日という意味です。

中華圏には陰陽思想という考え方があり、この陰陽思想では世の中の全てのものを陰と陽の2つ分けて考えます。

ちなみに、太極拳の黒と白の丸いシンボルマークも陰と陽です。

※重陽節は、祝日扱いはされていません。

数字も陰と陽がある

数字の場合は、「偶数が、陰」で「奇数が、陽」で、数字が大きいほどその力も強いとされています。

そしてその奇数の最大の数が「9」であり、この「9」が重なるのが9月9日なのです。

ちなみに、「重陽節」は「敬老の日」ともいわれています。

9/9(9月9日)の発音である「九九:ジゥジゥ(jiǔ jiǔ)」と、長い間を意味する「久久:ジゥジゥ(jiǔ jiǔ)」の発音が同じであることもあり、「敬老の日」として長寿を祈り、願う日になっています。

「重陽節」には、菊花酒が飲まれたり、菊に関連するイベント(地域にもよる)が行われたりします。

国父誕辰記念日

毎年新暦の11月12日は「国父誕辰記念日」です。

「国父誕辰記念日」は、台湾建国の父といわれる孫文の誕生日です。

※国父誕辰記念日は、祝日扱いはされていません。

行憲記念日

「行憲記念日」は、毎年新暦の12月25日にあります。

「行憲記念日」は、台湾の憲法記念日です。

※行憲記念日は、祝日扱いはされていません。

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