台湾政府のマスク「買占め・品切れ」対策がすごい。唐鳳氏とは?
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世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの対策として、マスクはどこの国でも必需品となっています。日本でも最近マスクの転売や買占めを防止する対策として、マスクの転売が法律で禁止されましたが、台湾では日本のように対策が後手に回ることなく、マスク品切れ回避の対策が早い段階で行われました。この記事では、台湾のマスク対策がどのようなものであったかについて、紹介したいと思います。

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台湾のマスク問題は短期間で収束

新型コロナウイルスが流行し、台湾でも一時マスクを求める市民が販売店(ドラックストアーなど)に殺到する事態となりました。

一時はマスクの取扱い店舗でマスクが品切れになるという状況もにもなりましたが、そこからの台湾政府の動きは非常に早く、短期間の内に「マスクの品切れ騒動」は収まりました。

台湾政府は一体どのような「対策」を行ったのでしょうか?

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台湾政府が行った「マスク買占め・品切れ対策」

台湾政府は「マスクの買占め」「マスクの品切れ」問題を解決するために下記の対策を実施しました。

台湾政府が実施した「マスク対策」
・健康保険証の番号を基に、マスクを購入できる日を振り分け指定
・購入枚数の制限(1週間に一度、2枚まで購入可能 ※3月以降3枚可能)
・購入履歴の管理
・台湾全土のドラッグストア(6,000店舗以上)のマスク在庫をデータ管理
ドラッグストアのマスク在庫状況をWEB公開(インターネット・アプリ)

マスクの購入時は、実名購入・健康保険証の提示が必須となっています。

保険証の末尾が奇数の場合、月・水・金に購入が可能で、偶数の場合は火・木・土に購入が可能となっています。

また、マスクの価格については2枚10元(約35元~36元)で販売されています。

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マスクの在庫状況MAP

マスクの在庫状況MAP

WEB上で公開されている、各薬局(ドラッグストア)のマスク在庫MAPは、マスク在庫状況がMAP(地図)上で色分け表示されているため、視覚的にも非常に分かりやすくなっています。

マップは拡大可能となっており、表示されている△を選択すると、薬局(ドラッグストア)の詳細情報を表示することができます。

色の意味
△緑:在庫 あり
△赤:在庫 残り少ない
△灰:在庫 なし

マスク対策の中心人物「唐鳳氏」

台湾政府の行ったコロナウイルス流行への対策は、ある人物が中心となって実施されました。

その人の名は「唐鳳(オードリー・タン)氏(38歳)」という、台湾の閣僚の一人。

行政院政務委員としてIT・デジタル分野を担当するIQ180の天才プログラマーといわれる人で「マスクの在庫状況MAP」などは、非常にプログラマーらしい対策といえますね。

唐鳳氏は、世界中から注目を集める台湾コロナウイルス対策のキーパーソンです。

外国人でも台湾でマスクは購入できる?

外国人であっても台湾在留資格と健康保険証さえ持っていれば、マスクを購入することができますが、外国人旅行者の場合は健康保険証を所有していないため、マスクを購入することはできません。

ちなみに現在は、外国人の台湾入境が禁止(在留資格を有する外国人を除く)されているため、台湾政府の規制が解除(時期は未定)されるまでは、台湾旅行すること自体がNGとなっています。

より詳しい、台湾のコロナウイルスによる状況や入境については、当サイトの別記事台湾の新型コロナウイルスの状況。旅行(入境)はできる?をご覧ください。

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