台湾の新型コロナウイルスの状況。旅行(入境)はできる?
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2020年3月11日、WHO(世界保健機関)は、新型コロナウイルスが「パンデミック(世界的な大流行)」であると表明しました。この記事では、世界的脅威となっている新型コロナウイルスによる台湾の現状と、外国人の入境対策状況お伝えしたいと思います。

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台湾の現状は?(感染者数:3/18までの状況)

中国が発生源とされる新型コロナウイルスの脅威は世界各地へ急速に広がり、本日3月19日のAM3:30(日本時間)時点で「新型コロナウイルス感染者数は世界150の国や地域で20万9500人に達し、そのうち8,784人が亡くなった。」とAFP通信のニュースで伝えられています。

台北時事通信社によると、2020年3月18日までに確認された台湾のコロナウイルス感染者数は、累計で100人(1人死亡)ということです。

また、100人のうち23人は3月18日の新たな感染者として発表されており、1日の感染者増加数としては過去最多とあります。

その新たに確認された23人の感染者のうち、21人は海外(欧州・中東・米国・インドネシア・フィリピン等)への渡航歴があったようです。

とはいえ、パンデミックとなった新型コロナウイルスへの対応や対策の早さは各国によって差があると報道されていますが、その中で台湾の対応は非常に早く、世界的に評価を得ているようです。

特に、台湾政府による「マスクの品切れ・買い占め防止策」は注目を集めました。

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台湾に入境はできる?~入境規制の流れ~

結論からいうと、2020年3月19日現在、外国人は台湾に入境できない状況になっています。

下記が、台湾へ入境禁止になるまでの流れです。

2020年3月17日

台湾の「中央感染症指揮センター」は海外旅行(渡航)者の入境による新型コロナウイルス感染を防ぐため、「レベル1(注意)・レベル2(警戒)・レベル3(警告)」の3段階に分けた注意喚起を設けており、2020年3月19日以降、日本を含む19カ国を対象にレベル3(警告)へ引き上げることを発表しました。

これにより日本人が台湾旅行(渡航)を行う場合はレベル3「警告」が該当することになりました。

【台湾「旅遊疫情建議等級(=海外旅行感染症アドバイス)」全3段階】

第3級 (警告Warning)
不要不急の渡航は止める、これらの国々から台湾への渡航者について、入国後14日間の「II.居家検疫(=在宅検疫、Home Quarantine)」を義務付ける。 中国大陸、香港、マカオ、韓国(2/25)イタリア(2/27)、イラン(3/1)、フランス、ドイツ、スペイン、ポルトガル、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグ、オーストリア、フィンランド、デンマーク、スロバキア、スウェーデン、ポーランド、スロベニア、ハンガリー、チェコ、マルタ、ギリシャ、ラトビア、エストニア、アイスランド、リトアニア、スイス、ノルウェー、英国、リヒテンシュタイン、ドバイ(含乗換え)、アイルランド、ベラルーシ、ロシア、ルーマニア、ウクライナ、キプロス、ブルガリア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、コソボ、モンテネグロ、アルバニア、クロアチア、サウジアラビア、北マケドニア、カタール、アラブ首長国連邦、イエメン、オマーン、バーレーン、クウェート、レバノン、ヨルダン、イラク、シリア、トルコ、イスラエル、パキスタン、アフガニスタン、エジプト、パレスチナ、チュニジア、リビア、モロッコ、アルジェリア、アゼルバイジャン、ジョージア、カザフスタン、アルメニア、タジキスタン、キルギス、ウズベキスタン、トルクメニスタン、モンゴル(3/17)3月19日→日本、シンガポール、北朝鮮、タイ、マレーシア、フィリピン、インドネシア、ブルネイ、ベトナム,ラオス、カンボジア,ミャンマー,東ティモール、バングラデシュ、ブータン,ネパール、スリランカ、インド、モルディブ、モルドバ
、米国(ワシントン州、ニューヨーク州、カリフォルニア州)(3/17)

第2級 (警戒Alert)
これらの国々から台湾への渡航者について、入国後14日間の「I. 自主健康管理」を徹底する。 3月19日→米国(ワシントン州,ニューヨーク州,カリフォルニア州)以外のそのほかの州(3/17)

第1級 (注意 Watch)
これらの国々から台湾への渡航者について、入国後14日間の「I. 自主健康管理」を徹底する。 第三級及び第二級指定以外の全ての国・地域

I.「自主健康管理」の概要は以下のとおり。

手の清潔を維持し、常に手を洗う習慣をつくる。また、目、鼻、口をできる限り手で直接触らないよう注意する。手が呼吸器からの分泌物に触れた場合、石けん及び清潔な水で徹底的に洗浄する。

「自主健康管理」期間の14日間は、毎日朝晩1回ずつ体温を測定し、体温及び一日の行動について詳しく記録する。

とくに症状がない場合は、正常な生活を送ることができる。但し、公共の場所への出入りはできる限り避ける。外出時は必ず、全行程においてサージカルマスクを着用する。

発熱、呼吸器官の症状、あるいは身体の不調を感じた場合は、必ずサージカルマスクを着用の上、速やかに医療機関で受診する。受診の際、医師に対して接触、旅行、居住の記録、職業上の接触範囲、及び周囲に似たような症状を訴えている人がいないかどうかを自ら伝える。

マスクに口や鼻からの分泌物が付着した場合、直ちに新しいマスクと交換した上で、使用済みマスクについては分泌物が付着した面を内側にしてたたみ、ゴミ箱に捨てる。

II.「居家検疫(=在宅検疫、Home Quarantine)」の概要は以下のとおり。

公共の場所への出入りすること公共交通機関を利用することを禁じる。

自主的に体温と健康状況を記録する。

発熱、呼吸器官の症状、あるいは身体の不調を感じた場合は、最寄りの保健所に連絡してから、指定された医療機関を受診する。

韓国からの渡航者は14日間の「居家検疫」、日本からの渡航者は「自主健康管理」対象に(2020/02/26)

この注意喚起により、日本人を含む対象の外国人は台湾に入境してからの14日間、在宅検疫となりました。

在宅検疫の期間中は自宅や滞在する施設から外出することが禁止され、公共交通機関も利用することはできないとなっており、台湾から出境することも禁止となっています。

要はホテルに宿泊する場合、そのホテルから14日間は外出禁止、公共交通機関利用禁止、日本への帰国禁止ということです。

もしこれに違反した場合、法律によって強制的に隔離されたり、罰金(10万元以上100万元以下)が科される可能性があります。

2020年3月18日

台湾政府は2020年3月19日AM0:00(日本時間のAM1:00)以降より、台湾(中華民国)の国籍を持たない外国人の入境は原則禁止にすると発表しました。(居留証や外交公務証明など、台湾の在留資格を有する外国人は対象外)

また、在留資格を有する外国人に関しては、台湾入境後14日間の在宅検疫が義務付けられるということです。

2020年3月19日以降

台湾の在留資格を持っていない外国人は、台湾への入境は禁止されています。

尚、規制解除日は未定となっており、解除については中央感染症指揮センターによって今後決定されるようです。

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台湾政府の「規制解除」発表を待ちましょう

現状、新型コロナウイルスの影響により、外国人は台湾へ入境することができないようになっています。

パンデミックとなった新型コロナウイルスは今も世界で猛威を振るっており、収束の兆しが見えていない状況ですので、規制解除はまだ先のことになるでしょう。

今は、規制解除の発表を待つよりほかない状況です。

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