今回は、台湾旅行で買い物をした際に、支払った税金の払い戻しについてです。
TRS対象の買い物であれば、免税となり返金されますので、台湾でお買い物をされる予定の方は是非ご一読ください。
目次
TRSとは?
TRS(Tourist Refund Scheme)とは、事後免税制度のことをいいます。
台湾旅行中の買い物(TRS対象店舗のみ)で支払ったその税金を免税(TAXフリー)とし、払い戻しします。という制度です。
ここでいう税金とは、台湾の「営業税」というもので、日本でいうところの「消費税」のようなものです。
実は、台湾で買い物をした際には、この営業税も支払い額に含まれているんですね。
要は、その「営業税」を事後になりますが、お返ししますという制度がTRSです。
TRS対象の店舗はどこ?
下記のマークが掲示されている店がTRS対象の店舗です。
台北101や、デパートなどには、TRS対象店舗が多いです。
営業税の税率は?
台湾の営業税率は、5%です。
台湾で買い物をした際は、品物代+営業税(5%)を支払うことになります。
TRS(税金還付)の手数料は?
手数料は、14%です。
TRS(税金還付)の対象条件は?
台湾観光局のHPには、下記の記載があります。
二、申請購物退稅條件:
外籍旅客至貼有外籍旅客購物退稅標誌之特約商店購物,同一日向同一特約商店購物累計含稅消費金額在新臺幣2千元以上,得於購物當日持入境證照向商店銷售人員申請開立退稅表單,並在90天內將隨行貨物攜帶出境者。
外国旅行客が商品を購入した時には、同日同一店において消費税を含む累計2000台湾元(日本円7500円程度)以上の品物を購入した時に、免税申請のレシートをお店で貼ってもらうことになります。
並びに90日以内に出国する方が対象となります。
日本語に直訳すると、上記の内容が書いてあります。
免税対象にならない商品は?
下記に当てはまる場合は、免税の対象となりませんのでご注意ください。
■同一店舗で、1日間に2000元に満たない場合
■安全上、飛行機に持ち込むことができない商品
■ホテルの宿泊料
■飲食料
■既に免税されている商品
■出国前に開封して使用(消耗)した商品
TRS対象店舗で商品購入時に行うことは?
TRS制度を利用し、営業税の還付を受けるためには、TRS対象店舗で商品を購入した際に、購入したお店から「商品還付明細申請表」を発行してもらう必要があります。
この申請表がないと、営業税の還付申請を行うことができません。
【TRSに必要な申請表を貰う流れ】
①商品購入
②領収書(統一発票:トンイ―ファーピャオ:tŏng yī fā piào)を貰う
③お店や、デパート内にある退税カウンターで、パスポートを提示し、「外国人旅客購買特定商品還付明細申請表」を発行してもらう ※領収書と同じ日付の申請表であること。
①~③の流れで受け取った、免税のための「還付申請表」は、空港で行う免税申請の際に必要になりますので、失くさないように保管しておきましょう。
TRS(税金還付)申請方法と還付金の受取り方法は?
還付金の返金を受け取るまでの流れを下記します。
①空港内にある、「退税カウンター」に行く
②「退税カウンター」で、税金還付申請に必要なもの(下記にリスト掲載)を提出
③「税金払い戻し明細査定書」を貰う
④空港内にある指定銀行に「税金払い戻し明細査定書」を持って行き、還付金を受け取る。
fa-share-square-on帰国時の空港手続きの流れについて詳しくは、台湾から日本へ帰国。台湾出国時の空港手続きと流れを解説をご覧ください。
【TRSの申請場所】
下記のマークがある空港の営業税還付サービスカウンター
【還付申請のタイミング】
出国時の手荷物預け前
【商品を持って出国できる期限】
商品の購入日から90日以内
【税金還付申請に必要なもの】
- 入国証明(パスポート)
- 商品を購入した際の領収書やレシート(中国語では、トンイ―ファーピャオ:統一発票:tŏng yī fā piào)
- 外国人旅客購買特定商品還付明細申請表
- 購入商品
まとめ
免税(TAX フリー)は、海外旅行で得ることのできるメリットの一つです。
特に、買い物をメインに考えて台湾旅行をされる方であれば、TRSは押えておきたい部分ですね。
せっかく用意されている制度なので、是非ご活用してみてください。
最後までお読みいただき、有難うございました。