今回は、夕遊出張所というお店で購入することができる、カラフルなお塩を紹介します。
タイトルの通り、366色の塩があり、誕生日の塩を見つけてお守りにすることができます。
お土産としても、とてもユニークな商品なので、お土産に迷っている方は是非ご一読ください。
夕遊出張所とは
「夕遊出張所(シーヨウチューヂャンスォ:xīyóuchūzhāngsuǒ)」とは、台湾の南側に位置する台南市安平区の塩の展示&販売を行っている施設です。
「夕遊出張所」は、日本政府が1899年に「台湾総督専門販売局台南支局」という名前で食塩専門販売を始め、その2年後に「専門販売局」が設立されたことが元々の始まりなのだそうです。
それから後、第一次世界大戦後の日本主導の販売推進により、周辺の工業や沿岸漁業も進み、関連会社や施設が建設されていくなど、塩産業は発展していきました。
そして時を経た今、これら施設の管理が台南市へと移って、今の「夕遊出張所」があります。
ちなみに、この「夕遊出張所」は、台湾政府から委託を受けた「皇尚文創股份有限公司(フゥァンシャンウェンチュァングーフェンヨウシィェンゴンスー:huáng shàng wén chuàng gǔ fèn yǒu xiàn gōng sī)」という会社が運営しています。
366色生日彩鹽(誕生日塩)
上の写真が、誕生日塩です。
中国語で「生日彩鹽(シォンリィーツァィイェン:shēngrìcǎiyán)」といいます。
お皿に盛られたカラフルな生日彩鹽(誕生日塩)には、それぞれに月日と説明が書いてあります。
「なぜ366色?365じゃないの?」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、365日(1年)+1日(閏年の、2月29日)で366日となります。
塩の持つチカラ
塩の持つチカラについてはご存知の方も多いと思いますが、古来から塩には邪気を払い、浄化する力があると云われています。
自然のパワーを秘め、エネルギーバランスを調整するとも云われています。
「塩のチカラ」と「自分の誕生日カラー」が一つになったものが「生日彩鹽」です。
なんだか運気が上がりそうな気がします。
「生日彩鹽」には、そういった目には見えないチカラが宿っているのかもしれません。
商品として販売されている「生日彩鹽(誕生日塩)」は、とてもかわいい小瓶に詰められているため、身に着けておくにはぴったりのサイズです。
366色生日彩鹽はいくら?
生日彩鹽(誕生日塩)は、小瓶に詰めた状態で販売されています。
写真元:夕遊出張所ホームページ(皇尚文創股份有限公司)より
◆366 生日鹽吊飾(写真上段)
1色/1箱
150元(約530円)
※箱には、何月何日の塩なのか分かるように書いてあり、色も分かるようになっています。
◆366 時光鹽瓶(写真左下)
1色/1箱
150元(約530円)
※箱には、何月何日の塩なのか分かるように書いてあり、色も分かるようになっています。
◆366 生日鹽花印章(右下)
1色/1本
180元(約630円)
※基本は、花柄と日付のスタンプ。オプションで追加料金はかかりますが、漢字を入れることもできます。
夕遊出張所は他にも商品が色々
夕遊出張所には、生日彩鹽(誕生日塩)以外にも様々な商品が販売されています。
写真は、食塩・塩麹・バスソルト・にがり・歯磨き粉などの商品が並んでいます。
価格帯としては、50元~1960元(約180円~約6,900円)です。
それから、下にある写真のような珍しい商品もあります。
これは、塩卵といってカラー塩でコーティングされた、ゆで卵です。
もったいない気もしますが、ハンマーでたたき割ると、中から食べることができる卵が出てきます。
また、周りを覆っていた塩の破片は、容器(写真のお皿にある星型容器)に入れて持ち帰ることができます。
まとめ
「夕遊出張所」は台南市にあります。
台南は日本でいうところの京都のような歴史のある場所です。
台北メインで旅行される方の中にも、この塩を買うために台南まで足を運ぶ方もいるのだとか。
是非、台南を訪れる機会がある方は、「夕遊出張所」にも足を運んでご自分の誕生日塩を探してみてください。
友人や知人の方への、お土産としてもきっと喜ばれると思います。
アクセス
付近に電車が通っていませんので、電車台南中心地から夕遊出張所へ行く際に利用する交通手段は、タクシーかバスのどちらかになります。
店名:夕遊出張所
住所:台南市安平區古堡街196號
最後までお読み頂き、有難うございました。