日本から台湾へ出発。台湾入国までの空港手続きと流れを解説
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今回は、日本を出発し、台湾に入国する際の流れについてです。

日本の空港から出国し、台湾の空港から外に出るまでの流れを順を追って解説していきますので、台湾渡航の流れについて不安のある方はご一読ください。

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台湾への渡航時は時間に余裕を

まずはじめに、この記事では、日本を出国して台湾へ入国(渡航)する際の航空チケットの手配が済み、出発日時が決定していることを前提に解説を進めます。

飛行機への搭乗は、電車やバスなどの交通機関と違って必要な手続きが多く、時間を要します。

出発当日はできるだけ時間に余裕を持って、出発予定の空港に到着するようにしましょう。

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日本出国の事前準備

日本を出国するにあたっての事前準備として、前日までに、帰国の際に必ず必要な、パスポートと航空券(eチケットお客様控え)があるかどうかを確認しておきましょう。

これがないと出国できない

パスポートはあるか?

航空券(eチケットお客様控え)はあるか?

※最大90日間以内の滞在であれば、ビザは必要ありません。ただし、パスポートの有効残り期限が滞在日数以上あることが条件です。

この2つの内、どちらか1つでも欠けていると、日本出国(台湾渡航)の手続きができません。

出国日の前日までに確認しておけば、万が一見つからなかった場合でも、当日ほど焦らずに対処することができます。

注意!!

※パスポートを万が一紛失してしまい、渡航当日までに用意することこができなかった場合は、残念ですが日本を出国することはできません。航空会社もしくは、旅行代理店(代理店経由でチケットを手配した場合)に連絡をして、航空チケット予約をキャンセルする必要があります。キャンセル料については、チケットの種類によって規定が異なりますので、航空会社もしくは旅行代理店の窓口で確認してください。

※現在、航空券(チケット)は、eチケットになっているため、航空券そのものを紛失することはありません。eチケットについて詳しくは、当サイトの別記事eチケットとはなに?eチケットの使い方と航空券の種類をご覧ください。

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日本出国の流れ

① リコンファーム(※必要な航空会社の場合)

リコンファームというのは、飛行機のフライト予約の再確認のことをいい、航空会社のカウンターや営業所を訪れるか、電話で行います。

リコンファームは、日本を出発する72時間前までに、航空会社に連絡が必要とされています。

 

ひと昔前まではどの航空会社も必要でしたが、現在では必要としている航空会社はほとんどないのが現状で、一部の外資系航空会社では必要となっているようです。

台湾便がある航空会社で、リコンファームが必要なのは、チャイナエアラインや、マンダリン航空などが該当するようです。

要リコンファームとなっている航空会社については、実際はリコンファームを行わなくても搭乗できることが多いようですが、時期と場合によっては搭乗不可となる恐れもあります。

利用する航空会社で必要となっている場合は、念のためにリコンファームを行っておいたほうが安心です。

リコンファームの連絡方法

リコンファームの際は、航空会社の窓口に連絡し、担当者にリコンファームの連絡である旨を伝えます。

航空券(チケット)などを担当者に提示(電話の場合伝える)し、 予約の便名・フライト日時、出発地、氏名を伝えてください。

もし航空会社から、滞在先のホテルなどの電話番号を聞かれたら、それも伝えましょう。

ちなみに、ツアーをご利用の場合は、添乗員(ツアー会社)が代行してくれるはずです。

② 荷物の内容と重量を確認する

飛行機に搭乗する際の荷物は、手荷物として持ち込む物と、キャリーケースに入れて積荷として預ける物に分かれると思いますが、注意すべきことがあります。

それは、機内に持ち込める物と、持ち込めない物(輸出入禁止品や危険物)があるということです。

また、持ち込みが可能な物についても、重量に制限があるということです。

持ち込める荷物の規定内容については、どの航空会社でも基本的には共通です。

しかし、持ち込むことができる荷物の重量については、利用する航空会社や、航空券の種類やプランによって持ち込める重量が異なります。

荷物を準備する際には、自分が利用するチケットの種類やプランでは、何キロまで預けることができるのか?ということを確認しておくことが大事です。

ちなみに、もし規定の重量をオーバーする場合、追加料金を支払うことで、持ち込み可能となる場合もありますが、これについても、利用する航空会社やチケットの種類やプランによって異なりますので、荷物が多くなりそうな方は、事前に確認しておきましょう。

郵便局や宅配便を使って荷物を送る場合

もし、郵便や宅配便で、事前に台湾へ荷物を郵送する場合は、台湾に到着した後、現地空港の税関にて「中華民國海關申報單」という名前の税関申告書に必要事項を記入して提出することで、郵送した荷物が免税となる場合があります。

ちなみに、事前に入国予定の国に郵送した荷物のことを日本では「別送品」といいます。

また、事前に入国予定の国に郵送した荷物のことを台湾では「後送行李(ホウソンシンリー:hòu sòng xíng lǐ)」といいます。

※台湾と日本間で、輸出入が禁止されているものについて、詳しくは当サイトの別記事台湾&日本の輸出入禁止品。関税法やワシントン条約ってなに?をご覧ください。

※別送品(後送行李)の税関申告について、詳しくは当サイトの別記事税関申告書とは?台湾入出国時&日本帰国時の税関申告を解説をご覧ください。

③ 出発予定の空港へ向かう(空港へ到着)

空港での出国手続きは、多少時間を要します。

空港の搭乗手続きカウンターは、航空会社ごとに分かれており、利用する航空会社のカウンターで手続きを行う必要があります。

広い空港の場合、カウンターがすぐに見つからないこともありますので、できるだけ時間に余裕をもって行動するようにしましょう。

④ 搭乗手続き&税関申告(※税関申告は必要な方のみ)

搭乗(利用)する飛行機の航空会社の受付カウンター(もしくは自動チェックイン機)で手続きを行います。

また、ここで手荷物以外の大型の荷物や、機内に持ち込むことができない荷物をここで預けます。

その後、預けた「荷物の引換証」と「手続き済みの搭乗券」を受け取ります。

※キャリーケースなどに外国製品を入れて「機内預け」とする場合は、搭乗手続きで荷物を預ける前に、必ず税関の確認を受けて下さい。(⑦参照)

※預け荷物の重量制限については、ご利用の航空会社のHPでご確認ください。

※輸出入が禁止されているものについて、詳しくは当サイトの別記事台湾&日本の輸出入禁止品。関税法やワシントン条約ってなに?をご覧ください。

⑤ 手荷物検査&ボディーチェック(機内持ち込み制限)

出国手続き後、セキュリティチェック(手荷物検査とボディーチェック)を受けます。

これは、飛行機内に危険なものを持ち込まれないよう、安全を確保するためのものです。

セキュリティチェックでは、金属探知機を通ります。

検査員に従い、身に付けている金属製品を透明のプラスチック袋に入れ、手荷物と一緒にⅩ線探知機に通します。

基本的に、どの国際線空港でも共通ですが、鋭利な刃物(ハサミ、ナイフ、カッタ―)や、先が尖ったもの(ドライバー)などは持ち込み禁止となっており、機内に持ち込むことはできません。

また、液体類(ジェル含む)についても持ち込み制限があります。

100ml以下の容器で、1ℓ以下の容量の封をすることができるビニール袋に入る分のみ持ち込みが可能となっており、それ以上は機内に持ち込むことができません。

その他機内への持ち込み品についての詳細は、ご利用予定の空港HPや問い合わせにてご確認ください。

⑥ 税関申告(必要な場合のみ)

この税関申告では、外国製品や、時計、指輪、ネックレスなどのアクセサリーなど(自分が身に着けている手持品も含む)がある場合に行います。

提出するのは、「外国製品の持出し届」という名前の用紙です。

この用紙は、税関にありますので、持出す物の品名、数量、特徴などを記入して、現品を添えて税関の確認を受けてください。

外国製品の持出し届は、何のために行うのか?

日本税関ホームページより

必ず出さないとダメなの?と疑問に思う方もいるかもしれませんが、できれば提出しておいた方が良いでしょう。

なぜならば、「外国製品の持出し届」を提出して税関の確認を事前に受けてない場合、帰国時に外国で購入したものと区別できずに課税されることがあるからです。

要は、「外国製品の持出し届」が、台湾で購入した物ではなく、日本から持ってきた物だという証明書になるわけです。

この「持出し届」は、帰国の際に税関に提出する必要がありますので、紛失しないように大切に保管しておきましょう。

※キャリーケースなどに外国製品を入れて「機内預け」とする場合は、搭乗手続きで荷物を預ける前に、必ず税関の確認を受けて下さい。

※税関申告については、届け出が必要な方のみ行います。届け出が不要な方は税関申告を行わずに、⑦へ進みます。

⑦ 出国審査

窓口で、出国審査を受けます。

係官にパスポートと航空券(チケット)を提示して審査を受けます。

⑧ 出発ロビー(搭乗ゲート)から飛行機に搭乗

搭乗する便によって、出発ロビーが異なります。

出国審査を終えた後、出発時刻まで待ちます。

その間、免税店で買い物や、食事をすることができます。

前もって何番のゲートで搭乗するのかを確認しておき、念のため出発の20~30分前までには出発ロビーに到着しておきましょう。

台湾到着後の流れ

飛行機を降りた後の流れを記載します。

① 入国審査

「入境檢查(入国審査):Immigration」の表示のある方向へ進みます。

入国審査のゾーンに到着したら、外国人専用の入国審査窓口のレーン(持非中華民國護照旅客:Non-Citizen)に並び、入国審査を受けます。
「パスポート」と、「入国カード(入國登記表)」を提出し、パスポートにスタンプを押してもらいます。

ちなみに、「常客證 (Speedy Immigration Inspection)」というレーンがありますが、このレーンは、年間で3回以上台湾を訪れている方が申請することのできる「常客証」を使って審査を受ける方が並ぶレーンです。

※台湾の入国審査で提出する、入国カード(入國登記表)について、詳しくは当サイトの別記事2019年版!出入国カードとは?台湾出入国の申請方法を詳しく解説をご覧ください。

② 荷物受け取り

「提領行季(Baggage-claim)」の表示がある方向へ進みます。

荷物を預けている場合、搭乗便の荷物が回るターンテーブルで荷物を回収します。

万が一、預けたはずの荷物が見当たらない場合は、日本で荷物を預けた際に、控えとして受け取った「荷物の引換証」を係員に見せて探してもらいましょう。

③ 税関申告(必要な場合のみ)

税関の申告は、免税の範囲を超える物を持ち込む場合のみ必要になります。

免税の範囲を超える持込品がある場合は、税関申告書を提出する赤色のゲート「申報檯(申告品あり):declare」に進み、税関申告を行います。

申告するものが特に無い場合は、申告書記入の必要はありませんので、緑色のゲート「免申報檯(申告品なし):nothing to declare」を通って出口へ出ます。

注意点として、台湾で販売されている物の中には、関税法や、ワシントン条約によって、日本に持ち込む(持ち帰る)ことが出来ない物がありますので、気を付けましょう。

※税関申告について、詳しくは当サイトの別記事税関申告書とは?台湾入出国時&日本帰国時の税関申告を解説をご覧ください。

④ ロビーに出る

無事、台湾へ到着です。お疲れさまでした。

まとめ

以上、日本出国から台湾に到着するまで、一通りの流れを案内させていただきました。

台湾渡航が初めての方は、渡航の際に当記事をご活用ください。

あなたの台湾旅行が素晴らしいものになりますように。

最後までお読みいただき、有難うございました。

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